言語監査コンサルティング

Consulting

言語監査(linguistic auditing)は企業・行政の国際コミュニケーション戦略の策定とその実施状況を評価するプロセスです。目的は企業等の国際コミュニケ―ション対応の質保証です。これはイギリスで生まれ、ヨーロッパで幅広く実施されています。監査という用語が示すように、企業等の言語対応は財務と同等にきわめて重要なのです。

日本の企業は、グローバルな観点から国際コミュニケーション能力を強化することにより、新たなビジネスの機会を創出することができます。ところが、日本の企業は全般的に、世界を取り巻く国際言語環境の十分な認識に欠け、適切に対応をするまでにいたっていません。社員各自の国際言語能力は不可欠であり、その育成と増進には万全を期さなければならないのです。

この問題に根本的かつ長期的に対処するためには、各社は確固たる国際コミュニケーション戦略をもたなければなりません。本協会はこれらの問題の重要性に鑑み、言語監査部門を設立し、企業の国際コミュニケーション戦略の策定とそれに基づく諸施策について、アドバイスと質保証を行います。具体的には、各企業の関係者と協働作業という形で、次の業務を想定しています。

  1. 企業の国際コミュニケーション戦略の策定、実施、評価、見直し等に関すること
  2. 社員の言語研修ならびに異文化間コミュニケーション研修の充実と改善
  3. 戦略的コミュニケーション(広報活動)の充実と改善
    (英文ホームページ、会社案内書、製品の英語説明、商品の2言語デザインなど)

各企業は危機管理の一環として、国際言語対応に取り組むことが期待されます。